Arduinoってなに?

IoTコラム

Arduino (アルドゥイーノ)は、マイクロコントローラを載せたオープンソースのハードウエアプラットフォームです。


Arduinoを使えば、少しのハードウエアとソフトウエアの知識で、ボタンが押されたのを検出してLEDを光らせたり、センサーのデータを読んでモーターを回したりすることが簡単にできます。さらに、外部のデバイスを接続するための入出力も、デジタル、アナログと豊富に持っていて、いろいろなものを容易につなぐことができます。

Arduinoの歴史

Arduinoは、2003年にイタリアのInteraction Design Institute Ivreaの学生だったHernando Barragánが行った研究(Wiring)が発端となっています。その研究は、ハードウエアやソフトウエアの知識がない学生でも簡単に素早くプロトタイプが作れるようなツールを開発し、オープンで提供することを目指してました。この研究は成功し、のちに指導教官だったMassimo Banziが中心となって、研究の成果を元にしてArduinoプロジェクトとしてスタートしました。

Arduinoの特徴

他のワンボードマイコンでは、プログラムを作ってから動かすまでには、専用の機材が必要だったり、複雑な手順を理解しないといけません。そのためには多くの専門知識が必要になります。Arduinoはそういった面倒な部分をうまく隠して、Lチカに必要なハードとソフトの知識だけで、LEDをつないでプログラムを書けば、ボタン一つで光らせることができます。実はこれはすごいことで、Arduinoの非常に重要な特徴です。

 

また、Arduinoは、ハードもソフトもオープンになっており、誰でも同じものを作ることができます。Arduinoという名称は商標になっているので勝手に使うことはできませんが、同じ機能を持った互換機は色々なメーカーが作っており、Arduinoの世界を豊かにしています。

 

互換機はオリジナルにない機能が足されるなど、それぞれ特徴を持っているので、数多くのArduinoと互換機から目的にあったものを見つけることができるでしょう。

 

 

 

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